2009年 夏期公演
登場人物
ラスク 女王様の部下。心優しい少年。中2くらい。
ミルク ラスクの妹。料理がうまい。小6くらい。
アーモンド 女王様の部下。大幅に変更しました。
王様 とても心が広い人格者。両親のいないラスクを部下として雇っている。
コブタン 語尾は「コブ」。マスコット的存在。元気がとりえ。
モーモー大魔王 正統派?悪役キャラ。怪力の持ち主。
サラダ王子・サラダ仮面 ラスクのそっくりさん。サングラスで変身する。必殺技は長ネギソード!!!
小道具
バナナ 家具(前作の流用?) 地図 水 ウコン 笛 サラダ王子の絵 縄
玉ねぎカッター 長ネギソード スプーン カレー 皿
≪第一場≫
ラスク:やぁ、みんな元気かい。僕はラスクっていうんだ。よろしく!
僕の家はお父さんとお母さんがいなくて、妹のミルクと二人で暮らしているんだ。
お金がなくて困っていたんだけど、王様が助けてくれて、今は王様の部下としてお城で働いているんだ。
(ミルク登場)
ミルク:お兄ちゃん、今日は王様に話があるからって呼ばれているんじゃなかった?
ラスク:あっ、そうだ。もうこんな時間だ。早く行かないと!!!
(ラスク走る)
≪第1.5場≫
ラスク:急げー。
(ラスクは走るが、置いてあるバナナに滑って転ぶ)
ラスク:痛たたたたっ。誰だい、こんなところにバナナの皮を置いたのは。
アーモンド:ははははは。こりゃ傑作だなぁ。今時こんな罠にひっかかる奴がいるんだなぁ。
ラスク:アーモンド、また君か。いい加減僕にイタズラするのはやめてくれよ。
アーモンド:ふん。俺は王様の一番の部下だと思っていたのに、
王様が貧乏人のお前を助けてやるために部下にしたのが気に入らないんだよ。
ラスク:それは君とは関係ないことだろう。同じ王様の部下としてお互い仲良くしようよ。
(ラスクは握手を求めるが、アーモンドはそれを振り払う)
アーモンド:うるさい。お前なんかと仲良くするなんてゴメンだね。おっと、早く女王様のところへ行かないと。じゃあな。
(アーモンドはける)
ラスク:やっぱり、アーモンドも呼ばれていたのか。こうしちゃいられない。僕も早く行かないと遅刻しちゃうぞ。
(ラスクはける)
≪第二場≫
(二人の前に王様がいる)
王様:今日、二人を呼んだのは他でもない。実は二週間後にこの城でパーティーが開かれるんだが、
その時に、私の一番の部下を連れていきたいと思うのだ。でも、私にとっては二人とも優秀な部下だと思っている。
だから、どちらを連れていくかをある方法で決めたいと思う。
アーモンド・ラスク:その方法とは?
王様:ラスク、私の大好物は何だったかな?
ラスク:はい、カレーでございます。
王様:その通りだ。そしてその方法とは、どちらが私の舌を満足させるような究極のカレーをつくれるか勝負してもらう。
アーモンド:失礼ですが、私は料理が全くできないのです。どうすればよいのですか。
王様:別に一人で作れと言っているわけではない。誰かに協力してもらってもいい。
とにかく私に究極のカレーを食べさせてくれればいいのだ。
パーティー前日にここで私が食べて判定を行う。二人ともよいな!!
アーモンド・ラスク:ははぁー。
(王様はける)
アーモンド:ふふふーん。この勝負、俺様が勝ったも同然だな。
ラスク:どうしてだい?
アーモンド:俺の知り合いにこの国で一番人気があるカレー屋のシェフがいるんだ。
その人に頼んで、カレーを作ってもらえば、王様も喜んでくださるだろうよ。
ラスク:自分で作らないの?
アーモンド:王様だって言っていただろう?要は究極のカレーを食べてもらえばいいのさ。
まぁ、お前もせいぜい頑張るんだな。
あんまりまずくて王様を怒らせないようにな。ははははは。
(アーモンドはける)
ラスク:どうしよう。僕も料理なんてできないしなぁ。とりあえず、ミルクに相談してみよう。
(暗転)
≪第三場≫
ラスク:カレー作りはミルクに手伝ってもらおうと思うんだけど、どうしたら、究極のカレーなんて作れるんだろう…
ミルク:私はカレーの食材にこだわったらいいと思うわ。
ラスク:でも、家には普通のものしかないよ?
ミルク:ないなら、探しにいけばいいのよ。ふつう、カレーに必要なのは、お肉と野菜とスパイスでしょ。
そのなかでカレーにあう一番おいしいものを入れて作ればきっとおいしいはずよ。
ラスク:だけど、どこにいけばいいんだい。
ミルク:簡単よ。この地図を見て。
(ミルク、ラスクに地図を見せる)
ミルク:ここがスパイスの国、ここが野菜の国、そしてここがお肉の国。
それぞれの国に行けば、きっと究極のカレーの食材が見つかるはずだわ。
ラスク:うん。とてもいいアイデアだね。大変な旅になりそうだけど、王様に喜んでもらえるように頑張んなくちゃ。
ミルク:旅の準備をして明日の朝、さっそく出発しましょう。まずはスパイスの国ね。南の砂漠を越えたところにあるはずだわ。
(暗転)
≪第四場≫
(二人は砂漠を歩いている)
ラスク:はぁ…。もう三時間も砂漠を歩いているのに、ずっと同じ景色だよ。いったいいつになったら着くの?
ミルク:おかしいわねぇ。もうとっくに着いていい時間なのに。
ラスク:ひょっとして、僕たち迷っちゃったんじゃ…
ミルク:えっ、縁起でもないこと言わないで、お兄ちゃん…
(ちょっと歩き、ラスクが何かに気づく)
ラスク:あっ、あれっ、あそこでラクダが倒れているぞ。
ミルク:本当だ。助けなくちゃ。
(ラスク・ミルクはける)
≪第五場≫
(ラスクとミルクがラクダを囲む)
ミルク:ラクダさーん。だいじょうぶですかー。
ラクダ:のっ、のどが渇いたコブ…。
ラスク:それは大変だ。そうだ、リュックに水が残っていたはずだよ。それをラクダさんにあげよう。
ミルク:でも、私たちの水ももう少ないわよ…
ラスク:何言っているのさ。僕たちだって、王様に助けてもらったじゃないか。
このままラクダさんを見殺しにするなんてできないよ。
ミルク:ごめんなさい。お兄ちゃんの言うとおりだね。残っている水を全部飲ませてあげよう。
(ミルクがラクダに水をあげる。)
(しばらくの間)
ラクダ:コブ~~~~~~~~
(ラクダが立ち上がり、左右に走り回り、真ん中で止まる)
ラクダ:ありがとうだコブ。君たちは命の恩人だコブ。名前は何ていうコブか?
ラスク:僕はラスク!
ミルク:私はミルクよ!
ラクダ:二人ともいい名前だコブ。僕はコブタン。よろしくコブ。
ミルク:コブタンね。ははは、ぴったりのお名前ね。ところで、どうして砂漠で倒れていたの?
コブタン:ずっと砂漠を走り続けていたら、疲れてしまったんだコブ。
それはそうと、君たちは命の恩人だから何かお礼がしたいコブ。何でもいってくれだコブ。
ラスク:僕たちはスパイスの国を目指していて、そこでカレーを作るための最高のスパイスをさがようとしているんだけれど、
もし何か知っていたら協力してほしいのだけれど…
コブタン:そんなことお安いご用だコブ。二人を乗せてってすぐに見つけてあげるコブ。
ミルク:本当に?とっても助かるわ。
コブタン:それぐらい当然だコブ。さぁ二人とも僕の背中に乗るんだコブ。
(二人はコブタンの背中に乗る)
コブタン:僕はとっても足が速いから、しっかりつかまっているんだコブよ。
(コブタンは超速い)
ミルク:ひえ~、
ラスク:こわいよ~
(一周してはける)
≪第六場≫
(下手に黄金に輝くウコンがある)
コブタン:この壺の中に黄金のスパイスがあるコブ。これを使ったカレーは本当においしいコブ。
(ラスクがウコンをとる)
ラスク:すごい。本当に黄金に輝いているよ…
ミルク:これなら究極のカレーが作れそうだわ。ありがとうコブタン。
コブタン:いえいえ。お役に立ててうれしいコブ。ところで、これからはどうするコブか?
ミルク:隣の野菜の国に行こうと思っているわ。
コブタン:野菜の国はここから近いから大丈夫だコブ。ただ、お肉の国にモーモー大魔王ってやつがいて、
野菜の国を襲おうとしているという噂があるコブ。だから、気をつけるんだコブよ。
ラスク:なんか、危険そうだね。でも、女王様のために行くしかないよ。
コブタン:僕は用事があるからここで失礼するコブ。そうだ、これをあげるコブ。
(ラクダはラスクに笛を渡す)
ラスク:これはなんだい?
コブタン:コブーの笛
ミルク:コブーの笛って何?
コブタン:これを吹けば、どんな場所でもすぐに僕がかけつけるコブ。また砂漠で迷ったら大変だコブ。
帰る時に呼んでくれだコブ。
ミルク:こんないいものをありがとう。大切にするわ。
ラスク:優しいコブタンに会えてうれしいよ。さぁ、僕たちも出発しよう。
ミルク:コブタンさようならー。
ラスク:元気でねー。
コブタン:さようならー。二人とも頑張るんだコブー。
(はける)
≪第七場≫
ラスク:ここは辺りが畑ばっかりだね。
ミルク:そりゃそうだよ。だって、野菜の国だもの。
ラスク:でも、あのコブタンの言ってたことが気になるなぁ。
(モーモー大魔王出現)
モーモー大魔王:はっはっは。やっと見つけたぞ、サラダ王子。悪いがお前は人質になってもらうぞ。
(モーモー大魔王はラスクをさらう)
ラスク:ちょっと待ってよ~。僕はラスクっていうんだよ~。サラダ王子じゃないよー。
ミルク:そうよ。私のお兄ちゃんよ。何かの間違いだわ。
モーモー大魔王:何を言ってやがる。俺様をだまそうたってそうはいかないぞ。ほら、この絵を見ろ。(絵を見せる)
どうみたってお前がサラダ王子じゃないか。
ラスク:何で僕が描かれているんだぁ?
モーモー大魔王:とにかく、こいつを人質にして、野菜の国をのっとってやる。
ラスク:どこにつれていくんだよー。
モーモー大魔王:うるさい。おとなしくしてろ
ミルク:お兄ちゃ~ん!
(モーモー大魔王とラスクはける)
ミルク:どうしよう、お兄ちゃんがさらわれちゃった…。あの怪物はたぶん、コブタンの言っていたモーモー大魔王なんだわ。
誰かに知らせないと大変なことになっちゃう。そうだ、サラダ王子っていう人に会ったらなんとかしてくれるかもしれない。
でもどこにいるのかしら?
(サラダ王子登場)
ミルク:あれ、お兄ちゃんどうしてそんな格好をしているの。
サラダ王子:お嬢さんはどなたかな?私はあなたのお兄さんではないぞ。私はこの国の王子である。
ミルク:えっ、じゃああなたがサラダ王子なのですか?
サラダ王子:いかにも私がサラダ王子である。
ミルク:わー。本当にお兄ちゃんそっくり。そんなことより、王子、大変なのです。実は…
(ちょっと間を置く)
サラダ王子:なにぃ、モーモー大魔王が私とそっくりの君のお兄さんをさらっていっただとぉ。
それは大変だ。今すぐに助けに行かなければ。
ミルク:でも、お兄ちゃんたちはどこに行ったのか分からないんです。
サラダ王子:心配しなさんな。私は普段はサラダ王子であるが、実は別の顔を持っているのだ。
それは…みんなのヒーロー、サラダ仮面だ!!!
ミルク:さっ、サラダ仮面!?
サラダ王子:へーんしん!!!
(サラダ王子はサラダ仮面に変身した。)
サラダ仮面:野菜を誰よりも愛し、野菜から誰よりも愛される男。その名はサラダ仮面!!!
ミルク:あの~、ただ、仮面をかけただけじゃ…
サラダ仮面:ふん。失礼な。この仮面で悪い奴の居場所がすぐにわかるのだ。ふふふ、もうわかったぞ。
モーモー大魔王よ、覚悟しろ!!!
ミルク:あぁー、待ってくださーい。
(サラダ仮面・ミルクはける)
≪第八場≫
(ラスクは縄に縛られている)
ラスク:おーい。縄をほどいてくれよー。僕はサラダ王子なんかじゃないよー!
モーモー大魔王:まだいっておるか。耳障りだからそろそろ野菜の国を襲いに行くかな。
この国が俺様のものになるのももうすぐだわ。はっはっはっはっは。
サラダ仮面:そうはさせないぞ、モーモー大魔王。
モーモー大魔王:だっ誰だ。姿をあらわせ。
(サラダ仮面かっこよく登場)
サラダ仮面:みんなのヒーロー、サラダ仮面、只今参上!!
(ミルク登場)
ミルク:お兄ちゃん。大丈夫だった?
ラスク:ミルク、助けに来てくれたんだね。ありがとう!!!
モーモー大魔王:サラダ仮面だと。弱そうな名前だわ。俺さまの怪力でぶっ飛ばしてやる。
(二人の攻防が繰り広げられるが、サラダ王子がピンチになる)
モーモー大魔王:どうしたもう終わりか。手ごたえのない奴め。
ラスク:頑張れーサラダ仮面!!!ブーブー大魔王なんかに負けるなー。
(ラスクのほうに体を向ける)
モーモー大魔王:何だと。俺さまはモーモー大魔王だ。そんな間抜けな名前ではない!
サラダ仮面:隙あり!玉ねぎカッター!!!
モーモー大魔王:うわー。玉ねぎが目にしみて、目が開けられないー。
サラダ仮面:ははははは。もうお前など敵ではない。とどめを刺してやる。長ネギソード!!
(長ネギの剣がモーモー大魔王を切り裂く)
モーモー大魔王:ギョエーーーー。
(モーモー大魔王死ぬ)
ミルク:かっこいいわ。サラダ仮面!
サラダ仮面:いやいや、危うく負けるところでした。おっと、お兄さんを助けないと。
(サラダ仮面が縄をほどく)
ラスク:ありがとう。サラダ仮面。本当に助かりました。でも、あなたは何者なのですか?
ミルク:お兄ちゃん、この人がサラダ王子よ。
ラスク:えっ?
(サラダ仮面、仮面をとる)
サラダ王子:そう。私がサラダ王子です。今回は私のことで迷惑をかけてしまい申し訳ありません。
ラスク:本当に僕そっくりだぁ。
サラダ王子:あなたたちのおかげで、モーモー大魔王を退治できました。深く感謝します。何かお礼がしたいのですが。
ミルク:わたしたちは、究極のカレーをつくるための食材を求めてこの国に来ました。
あの…もしよろしければ、カレーにあう最高の野菜を分けてもらえませんか?
サラダ王子:わかりました。喜んで差し上げましょう。
ミルク・ラスク:ありがとうございます!!!
ラスク:あっ、でも、お肉はどうするの?モーモー大魔王を退治したから、お肉の国へ行くのは危険だよ。
ミルク:そうね。どうしましょう。
サラダ王子:ふふふ。それなら心配ありませんよ。実はモーモー大魔王の肉はお肉の中でも最高級のものなんですよ。
ラスク:えー、あの怪物っておいしかったんだ…
ミルク:何はともあれ、これで食材はそろったわね。あとは家に帰って作るだけね。
ラスク:もう、いろいろなことがあって、クタクタだよ。帰りはコブタンを呼んで帰ろうよ。
ミルク:そうね。それなら楽チンね。ちょっと危ないけど…
(暗転)
≪第九場≫
ミルク:サラダ王子から野菜を分けてもらったし、早速コブタンを呼ぼうよ。
ラスク:よーし。コブーの笛の出番だ!(笛を取り出して、吹く。)
(照明消す)
(音色が流れ、コブタンが走って登場)
コブタン:コブ~~~~~~
ミルク:すごーい。本当に来てくれたのね。
ラスク:コブタン、ありがとう。
コブタン:どうしたしましてコブ。ところで、野菜の国はどうだったコブ?
ラスク:それがいろいろ大変でね…
(ラスク話すふり)
コブタン:えー、そんなことがあったコブかー。でも、二人とも無事でよかったコブ。
ラスク:野菜の国も襲われずにすんだしね。
コブタン:それじゃあ、そろそろ出発するコブよ。
ミルク:今度はもうちょっとゆっくり走っていってね。
コブタン:わかったコブ。
(二人コブタンに乗り、走る)
ミルク・ラスク:うわー!!
≪第十場≫
(二人が家にいる)
ミルク:よしっ、できたわ。究極のカレーの完成よ。お兄ちゃん味見してみて。
ラスク:うわー、おいしそうだなぁ。
ミルク:はい、あ~ん。
(ラスクが味見する)うっ、うま~い!!!こんなにおいしいカレーを食べたのは初めてだよ。
ミルク:頑張ったかいがあったね。あとは王様に食べてもらうだけだね。
ラスク:大丈夫。きっと喜んでくれるよ。
(暗転)
≪第十一場≫
王様:二人とも御苦労であった。では、アーモンドのカレーから食べるとしよう。
アーモンド:はい。私はこの国一番のカレーを持ってまいりました。どうぞお召し上がりください。
王様:ほー、いい香りだなぁ。
(王様食べる)
王様:さすがに一番だけある。とてもおいしいぞ。
アーモンド:ありがとうございます。
王様:では、次はラスクのカレーだな。
ラスク:食材にこだわって作りました。お口に合えば良いのですが。
王様:今まで見たことのないカレーであるなぁ。いただくとしよう。
(王様食べる)
王様:ふふふふ。すぐに分かったぞ。この勝負、ラスクの勝ちだ。
ラスク:ありがとうございます!
アーモンド:どっ、どうしてですか王様?こちらだって食材はいいものを使っていますよ。
王様:アーモンドも食べてみなさい。
アーモンド:はぁ。
(アーモンド食べる)
アーモンド:確かに王様のおっしゃるとおりです。比べ物にならないくらいおいしいです。
王様:そうだろう。ラスクのカレーを食べていると、とても幸せな気持ちになる。心をこめて作ってくれたからだな。
まさしく究極のカレーと呼ぶにふさわしい。
ラスク:王様に喜んでいただけて本当にうれしいです!
王様:ラスクは私のために旅までしてくれたそうだな。本当に感謝している。明日のパーティーもよろしく頼むぞ。
ラスク:申し訳ありません。明日のパーティーは欠席させていただきたいのですが…。
王様:どうしてだ?
ラスク:僕だけがパーティーに出るというのは、同じ王様の部下であり、仲間であるアーモンドに悪いです。
アーモンド:俺のことなんか気にするな。それに俺はお前にいつもひどいことをしているじゃないか。
ラスク:でも、アーモンドだって王様のために頑張っているじゃないか!
アーモンド:お前のカレーは本当においしかったんだ。それを食べられただけで俺は十分さ。
ラスク:アーモンド…
王様:わかった。パーティーには二人とも連れて行こう。
ラスク:ありがとうございます。アーモンドよかったね。
アーモンド:ラスク、ありがとう。そして今まで本当にごめん。
ラスク:ははは。やっとラスクって呼んでくれたね。いいんだ。これからはお互い協力して頑張ろう。
アーモンド:もちろんさ!
(ラスク・アーモンド握手する)
王様:そうだ。ラスクのカレーに協力してくれた人も招こう。お礼が言いたいし、一緒にカレーを食べようじゃないか。
ラスク:ありがとうございます。みんな喜びます!!!
≪第十二場≫
カレーの歌を歌おう!
カレー カレー カレーが好き
みんなでつくろう カレー カレー
カレー カレー カレーが好き
みんなでたべよう おいしいカレー
脚本・監督・著作 H.F