真夏のプリン大作戦

2014年 夏期公演

 

シーン1

 ジャスミン、ロンが舞台中央にいる

 ラジオ体操が終わる

 ムギ、登場

ムギ:おはよう!

ジャスミン:おはよう、ムギ。今日の約束、ちゃんと覚えてる?

ムギ:もちろんだよ、ジャスミン。お昼に公園で待ち合わせでしょ。

ロン:そうそう。遅れちゃダメだからね。

ムギ:ロンに言われなくても分かってるよ。

ロン:今朝のラジオ体操は遅刻してたじゃないか。

ムギ:ギリギリで間に合ったから、遅刻じゃないも~ん。

ジャスミン:約束の時間は守らなくちゃダメよ。それに遅刻したら一緒に遊べる時間が短くなっちゃうわ。

ムギ:そうだね。じゃあまたあとで!

 3人とも退場

 

タイトルボード

 

シーン2

 牛乳屋さんが舞台にいる

ムギ:あーあ。早起きは気持ちいいけど、やっぱり眠たいな。

牛乳屋さん:おはよう、ムギ。

ムギ:あ、牛乳屋さん。おはようございます。

牛乳屋さん:ちょうど良かった。これから配達に行かなくちゃならないんだけど、あんまり時間がなくて。手伝ってくれるかい?

ムギ:もちろんだよ。困ったときは助け合わなきゃ。

牛乳屋さん:ありがとう。助かるよ。

 牛乳屋さん、ムギに荷物を渡す。

牛乳屋さん:これを卵屋さんに届けて欲しいんだ。

ムギ:楽勝だよ。卵屋さんなら、家に帰る途中にあるからね。でも、思ったより重いな。中身は何なの?

牛乳屋さん:さぁ、何だろうね。

ムギ:え~、気になるなあ。

牛乳屋さん:ヒ・ミ・ツ。あ、途中で開けたりしたらダメだからね。

ムギ:わかったよ。

 ムギ、荷物をしまう。

牛乳屋さん:じゃあ頼んだよ。お礼は後であげるからね。

ムギ:いってきまーす。

 ムギ、退場。

牛乳屋さん:さあ、配達に行かなくちゃ。今日も忙しいぞ。

 牛乳屋さん、退場。

 

シーン2.5

 ムギ、登場

ムギ:あー疲れた。ちょっと休憩しようかな。それにしても、中身はいったい何だろう。気になるな。

 茶々丸、登場。

茶々丸:おーい、ムギお兄ちゃーん

ムギ:茶々丸じゃないか、どうしたの?

茶々丸:おれっち、今ちょうど退屈してたんだよね。ムギお兄ちゃん、一緒に遊ぼうよ。

ムギ:ごめんね。僕も一緒に遊びたいけど、今お使いの途中なんだ。

茶々丸:そういえば、その荷物なに?

ムギ:僕も知らない。秘密だってさ。

茶々丸:ふーん。ねぇ、こっそり中を覗いちゃおうよ。

ムギ:えぇ!駄目だよ。途中で開けちゃいけないって言われてるんだ。

茶々丸:大丈夫だよ。ちょっとだけ。

ムギ:ううん、牛乳屋さんと約束したんだ。僕がそれを破ったら、牛乳屋さんが悲しんじゃうかもしれないだろ。

茶々丸:うん、そうだね。おれっち、牛乳屋さんが悲しむのは嫌だから止めとくよ。ムギお兄ちゃん、お使い頑張って。

ムギ:ありがとう。バイバイ。

 ムギ、退場。

 

シーン3

 卵屋さんが舞台にいる。

卵屋さん:いらっしゃいませー。美味しい卵、とれたてですよー。

ムギ:卵屋さん、おはようございます。

卵屋さん:あら、ムギ。おはよう。

ムギ:これ、牛乳屋さんからお届け物だよ。

 ムギ、荷物を渡す。

卵屋さん:まあ、ムギが届けてくれたの。ありがとう。

ムギ:どういたしまして。

卵屋さん、荷物をしまう。

ムギ:ねぇ、中身は何だったの?牛乳屋さんは教えてくれなかったんだ。

卵屋さん:あら、そうだったの。別に大したものじゃないのに、牛乳屋さんったら。

ムギ:だから、何だったの?早く教えてよ。

卵屋さん:ただのワラよ。

ムギ:ワラ?

卵屋さん:そうよ。ニワトリ小屋に敷き詰めるワラを、牛小屋から分けてもらったの。

ムギ:なんだ。ヒミツにするくらいだから、もっとすごい物かと思ったよ。期待して損した。運ぶ時もすっごく慎重にしてたのに。

卵屋さん:あら、中身が何であろうと丁寧に扱うのはいいことだわ。贈り物であることには変わりないもの。

      牛乳屋さんも、そう思ってヒミツにしたのかもね。

ムギ:うーん。確かに。

卵屋さん:お礼をしたいんだけど、これからニワトリにエサをあげなくちゃならないの。また今度でいいかしら?

ムギ:うん。楽しみにしてるね。バイバイ。

 

シーン4

 お母さんが舞台にいる。

お母さん:お帰りなさい。

ムギ:ただいま、お母さん。

 アール、登場。

アール:ムギ、お帰りなさい。今日は何して遊ぶ?

ムギ:ごめんね、アール。ジャスミンとロンと公園で遊ぶ約束をしてるんだ。

アール:え~、つまんなーい。

お母さん:ふふふ。あの2人とは本当に仲がいいのね。

ムギ:当然さ。2人は僕の親友だからね。

アール:オイラも一緒に遊んじゃダメ?

ムギ:帰ってきたら遊んであげるよ。

アール:絶対だよ!約束だからね!

お母さん:遊ぶのもいいけど、夏休みの宿題もちゃんとやること。

ムギ:はいはい。分かってるよ。

 ムギ、退場。

アール:最近ムギ、いつもあの2人と一緒だね。オイラとも遊んで欲しいのにな。

お母さん:毎日遊んでもらってるじゃない。それに、友達と仲がいいのは素敵なことなのよ。

アール:そうだよね。あーあ。お散歩でも行こうかな。

お母さん:いいじゃない。私も買い物に行かなくちゃ。

 全員退場。

 

シーン5

 牛乳屋さんが舞台にいる

牛乳屋さん:ふぅ。やっと配達が終わったぞ。

 ジャスミン、登場

ジャスミン:あ、牛乳屋さん、こんにちは。

牛乳屋さん:こんにちは、ジャスミン。これからお出かけかい?

ジャスミン:うん。ムギとロンと公園で遊ぶのよ。

牛乳屋さん:これからムギに会うのか。ちょうどいい。ムギに渡してほしい物があるんだ。

ジャスミン:渡したい物?

牛乳屋さん:そうそう。これだよ。

牛乳屋さん、牛乳を出す。

ジャスミン:牛乳じゃない。どうしてこんなにたくさんあるの? きっとムギだけじゃ飲みきれないわ。

牛乳屋さん:さっきムギにおつかいを頼んだんだ。そのお礼だよ。引き受けてくれるなら、その半分はジャスミンにあげるよ。

ジャスミン:本当に!? 分かった。ムギに渡しておくね。

 ジャスミン、牛乳を受け取る。

牛乳屋さん:ありがとう。これからお店に戻らなくちゃいけないんだ。直接ムギに渡せなくて困っていたんだよ。

ジャスミン:ついでだからいいのよ。約束の時間に遅れちゃうから、もう行かなきゃ。さようなら。

牛乳屋さん:さようなら。

 2人とも退場。

 

シーン6

 卵屋さんが舞台にいる。

ロン、登場。

ロン:今日は3人で何して遊ぼうかな。この間は町を競走したし、その前はおままごとだったし...。

   何だか、もっと、こう、新しい遊びがしたいな!

卵屋さん:いらっしゃいませー。新鮮な卵、いかがですかー。あらロン君。こんにちは。

ロン:卵屋さん、こんにちは。忙しそうだね。

卵屋さん:そうなのよ。これからムギに用があるんだけど、そんな暇もないわ。

ロン:ムギに用事? 僕これからムギと遊ぶ約束をしているんだけど、何か代わりに出来ることある?

卵屋さん:いいの?助かるわ。

 卵屋さん、卵を出す。

卵屋さん:これをムギに届けてほしいのよ。

ロン:わぁー。卵がたっくさん!きっとムギだけじゃ食べきれないね。

卵屋さん:ふふふ。さっきムギが、牛乳屋さんからの荷物を運んできてくれたの。そのお礼よ。

      だから渡すときに、さっきはありがとうって伝えてほしいのよ。

ロン:そういうことだったのか。分かった、任せてよ。

卵屋さん:頼むわね。あ、そうそう、お礼にその卵の半分はロンにあげるから、ムギと分けてね。

ロン:え、いいの!? ありがとう、卵屋さん。

 ロン、卵をしまう。

ロン:僕そろそろ行かなくちゃ遅刻しちゃう。じゃあね。

卵屋さん:バイバイ。

 ロン、退場。

 

シーン7

 ジャスミンが舞台にいる。牛乳が出てる。

ジャスミン:そろそろ約束の時間だわ。もうちょっとで2人とも来るかしら。

 ロン、登場。

ロン:おーい、ジャスミン。遅れてごめん。

ジャスミン:大丈夫よ、ロン。時間ぴったりだわ。私は早く来ちゃったの。

ロン:ジャスミンはいつも早めに来てるよね。ムギとは正反対だ。

ジャスミン:ムギはやっぱり遅刻ね。まぁいつものことだけど。

ロン:それより、その牛乳どうしたの?

ジャスミン:これ?ムギに渡してって牛乳屋さんに頼まれたのよ。半分は私がもらったのよ。

ロン:そうなんだ。僕も卵屋さんに頼まれたんだよ。ほら。

 ロン、卵を出す。

ロン:僕も半分もらったんだ。

ジャスミン:ねぇ、私いいこと思いついたわ。プリンを作りましょう!

ロン:プリン?なんでいきなりプリンが出てくるの?

ジャスミン:だって、私たちの分だけで、こんなにたくさんの牛乳と卵があるのよ。きっと大きなプリンが作れるわ。

ロン:おっきなプリンか。いいね、楽しそう。そうだ、せっかくだからムギには秘密にしてビックリさせようよ。

ジャスミン:賛成!ぜったい驚くわよ。

 ジャスミンとロンが笑いあう、卵と牛乳しまう。

 ムギ、登場。

ムギ:おーいジャスミン、ロン。遅れてごめんね。

ジャスミン:ムギ、悪いけど私、用事が出来ちゃったのよ。

ロン:僕も。残念だけど、遊ぶのはまた今度にしよう。

ムギ:えっそうなの?でもしょうがないね。分かった、また今度ね。

ジャスミン:ごめんね。

ロン:じゃあね。

 ジャスミン、ロン退場。

ムギ:あーあ。楽しみにしてたのに。帰ってアールと遊ぼうかな。

 ムギ、退場。

 

シーン8

 卵屋さんが舞台にいる。

 牛乳屋さん、登場。

卵屋さん:あら牛乳屋さん。配達ですか?

牛乳屋さん:そうなんですよ。

卵屋さん:さっきはワラをありがとうございました。

牛乳屋さん:どういたしまして。ちゃんと届いていて安心しました。

卵屋さん:本当にムギは優しい子だわ。

 お母さん、登場。

お母さん:こんにちは。卵がいくつか欲しいのだけど。まぁ牛乳屋さんもいるのね。

      これから牛乳も買いに行くところだったのよ。

卵屋さん:ふふふ。その必要はないですよ。

牛乳屋さん:今日はムギが我々のお手伝いをしてくれたから、お礼に卵と牛乳をあげたんですよ。

卵屋さん:ムギのおかげで、とっても助かりました。

お母さん:そうだったんですね。帰ったらおいしいものを作ってあげなくちゃ。

牛乳屋さん:そうしてあげてください。では、私は配達に行ってきます。

卵屋さん:がんばってください。

お母さん:ご苦労様です。私も買い物の続きに行かなくちゃ。

 お母さんと牛乳屋さん、退場。

 ジャスミンとロン、登場。

ジャスミン:卵屋さん、こんにちは。

ロン:卵屋さんにお願いがあって来たんだ。

卵屋さん:私にお願い?

ジャスミン:うん。プリンの作り方を教えてほしいの。

ロン:ジャスミンの牛乳と僕の卵でおっきなプリンを作って、ムギをビックリさせるんだ!

ジャスミン:あ、今の話、ムギには内緒ね。

卵屋さん:そういうことなら任せて。もうお店も終わりだし、奥のキッチンで作りましょう。

ロン:うん。

ジャスミン:ありがとう。

 全員退場。

 

シーン8.5

卵屋さん:さあ、さっそく作りましょう。ロンはお砂糖でキャラメルを作ってくれる?

ロン:任せてよ。

卵屋さん:ジャスミンは、まず卵を混ぜてくれるかしら?

ジャスミン:分かったわ。

茶々丸:こんにちはー

卵屋さん:あら、茶々丸くん。どうしたの?

茶々丸:美味しそうな匂いがしたから、気になって来たんだ。何を作ってるの?

ジャスミン:ムギにあげるプリンを作ってるのよ。

ロン:大きいのを持って行って、びっくりさせるんだ。

茶々丸:面白そうだね。おれっちもやりたい!

卵屋さん:じゃあ、茶々丸くんも手伝ってくれる?

茶々丸:うん。

ジャスミン:ムギには秘密だからね。

茶々丸:分かってるって。おれっち、口は堅いんだから。

ロン:ホントかなー。

卵屋さん:さあさあ、早く作りましょう。ゆっくりしてたら夕方になっちゃうわよ。

ジャスミン&ロン&茶々丸:はーい

 暗転

 

シーン9

 ムギが舞台にいる。アール登場。

ムギ:おかえりアール。散歩に行ってたの?

アール:ただいま。もう遊び終わったの?

ムギ:それが、2人とも遊べなくなっちゃったんだ。

アール:えっ?でもあの2人なら、商店街で楽しそうにしてたよ?オイラ見たもん。

ムギ:なんだって!? どうして僕は誘ってもらえなかったんだろう....。もしかして、2人を怒らせちゃったのかな。

アール:どうして?ムギはあの2人に何かしたの?

ムギ:分からない。そんなつもりはないけど。

アール:何もしてないのにムギを仲間外れにするなんて酷いね。

ムギ:そうだよ。怒ってるならコソコソしないで、直接言えばいいのに!

 ジャスミンとロンと茶々丸、登場。

ジャスミン&ロン&茶々丸:お邪魔します。

アール:わぁ、ナイスタイミング!

ロン:なんのこと?

ジャスミン:それより、ムギ、今日は遊べなくてごめんね。

ムギ:ジャスミン、ロン。2人とも、何しに来たの。

ロン:あれ、何か怒ってる?

ムギ:用事があるって言ってたのに、茶々丸と遊んでたんだね。

茶々丸:実は、ムギお兄ちゃんのために・・・

ジャスミン:そ、その用事が終わったから、遊びに来たのよ。

ロン:ちゃ、茶々丸とはたまたま会ったんだよ。

ムギ:嘘ばっかり、もう知らない!

 ムギ、退場

ジャスミン:ちょっと、ムギ?

ロン:待ってよ。。

 

シーン10

 お母さんが舞台にいる。

お母さん:たくさん買っちゃった。今日はごちそうを作らなきゃ。

 ムギ、登場。

お母さん:ムギじゃない。どうしたの?今日はジャスミンとロンと公園で遊ぶんじゃなかったの?

ムギ:お母さん、どうしよう。僕、ジャスミンとロンに嫌われちゃったかもしれない。

お母さん:どうしたの。なんで、そう思うの?

ムギ:アールが2人が僕を仲間はずれにして遊んでいるのを見たんだって。

   2人とも用事があるって言ってたのに、茶々丸と遊んでたんだ。

   きっと僕がいつもいつも約束の時間を守らないから、嫌われちゃったんだ。

お母さん:落ち着いて、ムギ。そうやって決めつけて、友達を疑うなんて、良くないわ。

ムギ:うん。でも・・・

お母さん:それに時間を守らないのはいけないことだけど、ちゃんと謝って気を付ければ許してくれるわよ。

ムギ:そうかな。

お母さん:そうよ。あなたはそういう悪いところもあるけど、同じくらい良いところもたくさんある、

      優しい子だってみんな知ってるわよ。

ムギ:本当に?

お母さん:親友なんでしょ?話せば分かってくれるわよ。

ムギ:僕、2人とちゃんと話してみるよ。ちょっと怖いけど、仲直りして前みたいに一緒に遊びたい!

お母さん:それがいいわ。じゃあ行きましょう。

 2人とも退場。

 

シーン11

ムギ&お母さん:ただいま。

アール:おかえりなさい。ムギが急に飛び出すから心配してたんだよ。

ムギ:アール、それに3人とも驚かせてゴメン。

ロン:急に飛び出すから、驚いたよ。

ムギ:あのさ、アールから2人きりで遊んでたって聞いたんだけど・・・

ジャスミン:あ、そうそう。これを作っていたのよ。

ジャスミン&ロン&茶々丸:ジャーン

 プリンを出す

ムギ:わぁ大きなプリン!これ、3人が作ったの?

ジャスミン:そうよ。ビックリさせたくて、黙ってたの。

お母さん:上手ね。とっても美味しそうだわ。

ムギ:なんだ。僕は2人に嫌われて、仲間はずれにされたのかと思ったよ。

ジャスミン:そんなつもりはなかったのよ。勘違いさせてごめんなさい。

アール:オイラもよく知らないのに、テキトーなこと言って悪かったよ。

ロン:でも、僕らがムギを嫌うわけないじゃないか。だって、親友だろ?

ムギ:そうだね。ありがとう。とっても嬉しいよ。

茶々丸:早くみんなで食べようよ。

 暗転。プリンしまう。

アール:あー美味しかった。

ムギ:お腹いっぱいだよ。

ジャスミン&ロン:うーん。

お母さん:どうしたの?

ロン:何か忘れているような気がするんだよね。

ジャスミン:あっ。そうよ。大事なことを忘れてたわ。

 ジャスミン、牛乳と卵を出す。

ジャスミン:これ、今日のお礼だって、牛乳屋さんと卵屋さんから渡すように言われてたんだった。

ロン:そうそう。ありがとうって言ってたよ。

ムギ:わぁ、人から感謝されるのって、なんだかくすぐったいな。あ、いいこと思いついた。

アール:いいことって?なになに、教えて。

ムギ:明日、家(うち)でこの牛乳と卵を使ったケーキを作ろうよ!

   みんなで食べたプリンも美味しかったけど、みんなで作ったケーキはもっと美味しいと思うんだ!

ジャスミン:ステキね。賛成だわ。

ロン:ムギの家でなら、遅刻することもないしね。

ムギ:どういう意味だよ。

お母さん:こらこらケンカしないの。さっき遊べなかった分、夕飯まで外へ行って来たら?

アール:オイラも一緒に遊びたい!

茶々丸:おれっちも!

ムギ:うん。みんなで遊ぼう。

 お母さん以外、退場。

 暗転

 おしまい。